【歌が上手くなる】「高い声が出ない」を克服!音域を広げる超基本&重要テクニック

歌を練習している人にとって、**「高い声が出ない」「サビで声が裏返っちゃう」**という悩みは永遠のテーマですよね。一生懸命練習しているのに、なかなか音域が広がらないと、歌の才能がないのかと諦めてしまう人もいるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!その悩み、「高い声の出し方」を根本的に勘違いしているだけかもしれません。

実は、高い声を出すためのコツは、声を「絞り出す」ことではなく、いかに**「体の力を抜くか」**にかかっています。この記事では、あなたの音域をぐっと広げる、基本中の基本でありながら最も重要な2つのポイントを、詳しく解説していきます!


高い声はすぐ出せるようになる!音域を広げる2つの魔法のコツ

多くの方が「高い声を出そう」とするとき、無意識のうちに喉や体に余計な力が入ってしまい、結果的に声帯を締め付けてしまっています。この状態では、声帯が自由に振動できず、当然ながら高い音は出ません。

音域を広げるために意識すべき、シンプルですが強力なポイントは以下の2つです。

1. 力まず、リラックスして声を出すこと 「高い声」=「必死になる」という思い込みを捨てる

高い声を出そうとすると、「よーし、出すぞ!」と意気込んで、肩や首、顔にまで力が入っていませんか?これが、音域を狭めている最大の原因です。

思い出してください。私たちは、普段の会話で特に力を入れなくても、低い声も高い声も、自然に出せていますよね。この「力が入っていない」状態こそが、歌で高い声を出すときの理想の状態なんです。

**理想の感覚は「普段の話し声の延長」**です。

歌っているときの感覚と、普段リラックスして話しているときの感覚が近くなればなるほど、「力を入れずに楽に声が出ている」という証拠になります。最初は難しいかもしれませんが、まずは歌うときに鏡を見て、**「顔や喉に余計なシワが寄っていないか」「肩が上がっていないか」**をチェックしてみましょう。体の力が抜けると、声帯が解放され、驚くほど楽に高い音が出せるようになりますよ。

2. 声量を上げないこと(むしろ下げる意識で)「高い音」=「大声」ではない

高い声が出せない人に非常によく見られるのが、**『高い音のフレーズ(サビなど)になると、ついつい声のボリュームも一緒に上げてしまう』**という歌い方です。

ボリュームを上げようとすると、自然と体にも力が入ります。ポイント1で解説したように、力が入ると喉が締まり、結果的に高い音は出なくなってしまいます。

ここで、ぜひ試してほしいのが**「小声での歌唱トレーニング」**です。

例えば、誰にも聞こえないくらいの鼻歌に近い小声や、ささやき声に近い声で、曲の中で一番音程の高い部分を歌ってみてください。もしその小声で音程の高い部分を歌うことができたら、本来、あなたは物理的にその音を出せる能力を持っているということです!

その**「声量を上げずに歌う」感覚**こそが、あなたが高い声を出すための鍵になります。

曲の最初から最後まで、あえて**「声量をあげずに、小声気味に」**歌い切る練習をしてみてください。これを繰り返すことで、「高い音を出すには大声を出さなくてもいいんだ」という感覚が体に染みつき、余計な力が入らなくなります。

慣れてくると、「なんだ、意外と簡単に高い音が出るじゃないか!」と気づけるはずです。


まとめ:リラックスこそが最高のテクニック

「力まない」「声量をあげない」

この2つを意識するだけで、歌うときに体に余計な力が入らなくなり、喉もリラックスした状態を保てます。歌う時の体は、基本的にリラックスしているのが最高のパフォーマンスを発揮するための鉄則です。

今日から歌うときは、

  1. 深い呼吸で体をリラックス
  2. 小声で、力まずに歌い始める

これをセットにして、何度も何度も繰り返して、**「楽に出す感覚」**をつかんでいきましょう!

あなたもきっと、すぐに音域を広げることができますよ!