「ボイトレ教室って具体的にどんなことをするんだろう？」「今通ってる教室のレッスン内容って本当に必要なのかな？」そんな疑問をお持ちではありませんか？
ボイストレーニングと聞くと、なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はレッスン内容は各スクールによって大きく異なります。今回は、一般的なボイトレ教室のレッスン内容を掘り下げながら、本当に効果のあるスクールを見極めるためのポイントをお伝えします。
レッスン開始前の準備：ストレッチは本当に必要？
多くのボイトレ教室では、レッスン開始前にウォーミングアップとして、体のストレッチや簡単な発声練習を行います。これは、歌うために必要な体と声帯を温め、スムーズに動かすための大切なプロセスです。
しかし、注意したいのが**「ストレッチの時間の長さ」**です。
- 効果的なストレッチは、体をリラックスさせ、腹式呼吸をしやすい状態に導きます。5分程度の短時間で、肩や首、背中など、歌う際に力みがちな部分をほぐすのは良いことです。
- 注意すべきストレッチは、10分以上と不自然に長い時間かけて行うものです。レッスン時間は限られているため、ストレッチに多くの時間を費やすのは、レッスンの内容を薄め、時間稼ぎをしている可能性も考えられます。もし、長い時間ストレッチをさせられるなら、その必要性を講師に尋ねてみましょう。
レッスンの中核：発声練習と歌唱指導
ウォーミングアップが終わると、いよいよ本格的なボイストレーニングに入ります。
- 基礎的な発声練習：腹式呼吸の確認や、音階をなぞる発声練習（スケール）などを行います。これは、その日の声の調子を確認すると同時に、声の響きや音程を安定させるために不可欠な練習です。
- 歌唱練習：自分で持ってきた好きな曲や、講師が選んでくれた曲を歌います。講師は、あなたの声の特性や課題に合わせて、歌いやすいキーへの変更や、歌い方のコツなどをアドバイスしてくれます。
良い講師は、あなたの**「今」**の状態をしっかりと把握し、適切なアドバイスをくれるでしょう。
成長を実感するための鍵：講師の質と録音設備
ボイトレの効果を最大限に引き出すためには、講師の質とレッスンの環境が非常に重要です。
- 講師の歌唱力：教えてもらう相手が、どれだけ歌が上手いかは非常に大切なポイントです。言葉で説明するのが難しい歌のニュアンスは、講師自身が歌って見せることで初めて伝わることもあります。講師が歌っているところをよく聞いて、本当に信頼できるかどうか見極めましょう。
- 録音設備：レッスン前後の歌声を録音し、聴き比べができる設備があると、自分の成長を客観的に把握できます。ボイトレの講師は生徒のモチベーションを上げるために「上手くなったね！」と褒めることが多いです。しかし、客観的なデータとして自分の声の変化を聴き比べることで、本当の成長を実感できます。自分の耳で確かめることで、より自信を持ってトレーニングに励めるでしょう。
ボイトレ教室を選ぶ際は、体験レッスンでこれらのポイントをチェックしてみることをお勧めします。あなたの目的や目標に合った、信頼できるスクールが見つかることを願っています。